永遠の君へ ~禁断の愛の果てに~
この色っぽい滑らかなあごのライン。
いつかひげが生え、光は大人へと成長する。
その変化を一番近くで見守りながら、愛し続けたいと願ってしまうことは罪・・・
池に映る月に視線を移した光が呟いた。
「藤乃が空に浮かぶ月なら、俺は池に映る月だ・・・藤乃がいるから、俺がいる。藤乃のいない人生は、考えられない。」
私は心の中で叫んでいた。
―ずっとこの腕に包まれていたい。私も、光のいない人生考えられない。
でも、口には出せないまま、黙って揺れる水面に浮かぶ月を見つめた。
私の心の中は決まっていた。
最初で
最後。