永遠の君へ ~禁断の愛の果てに~
私は、食欲がなくなり、夜も眠れなかった。
光の身長が少し伸びた。
光が、髪を染めた。
光が・・・
遠くなる。
毎日、光の姿をそっと見つめてしまう自分を責め続けた。
もう限界だった。
一つ屋根の下で、光と暮らすこと…
もう耐えられない。
本当は光の息子である泉輝を、自分の子だと信じている夫。
私は、これ以上罪を重ねることはできない。
お手伝いさんの笑い声が、私と光の噂話をしているように聞こえた。
光の目を見るたびに、『俺の子だ』と強く私に訴えかけているように感じた。
日に日に可愛くなる我が子への愛情。
泉輝の笑顔を見ていると、何でもしてやりたいと思うようになった。
この子を守ることが私の役目。