永遠の君へ ~禁断の愛の果てに~
最終章
さようなら。
人生をかけた大きな恋だった。
こんなにも誰かを愛しく思ったことはなかった。
こんなにも、抑え切れない気持ちがあるんだと教えてくれたのは、光だった。
ねえ、光。
私はどこで道を間違えたのかな。
もし、あなたを愛することがなかったら、私は今も幸せに首相の妻として笑っていられたのかな。
私は、自分を見失い、義理の息子を愛してしまったと思っていた。
でも、それは違う。
自分を見失ってなんていないんだ。
光を愛した私こそ、本当の私。
光に恋をして、光を求め、光に求められたあの日々は、私にとってかけがえのない輝いたものでした。
もう一度人生をやり直せるとしても、
また私はあなたを愛してしまうでしょう。