俺が媚薬を隠し通す
秘密
昼下がり… 白い壁に囲まれ、窓からそよぐ風が消毒臭さを漂わせている。
ここは保健室。
だが保健室なんて言い方は好きじゃないが、仕方あるまい。
今、俺を見てるだろ?
名前なんて、どうでもいいじゃないか。
そんなに知りたいのか?
名は、高槻 昴、これでも校医だ。
この高校に赴任して2年経つが、容姿はかわりなく、くるくるパーマが 伸びてゆるゆるパーマになり、無精髭ありの黒渕に裏が赤いスリム眼鏡が特徴。
ただ、世に言うイケてるメンズ様だ。
決して俺様ではないが、違った意味で俺様になろう。
そして俺に安息を求めて今日も一人、また一人、さらに一人とやってくる花たちは、俺の大切な… 実験台。
また見ているな… 実験されたいのか?