Christmas List
お風呂から出て
「コーヒーでいいですか?」
「ん」
本当はこんな遅くにコーヒーもどうなのよって思うけど仕方ないわよね。
私は紅茶で。
「はい、おまちどうさま」
リビングにケーキとコーヒー紅茶を並べて
ケーキにロウソクを5本立て火を灯し電気を消して
「恭介さん、ロウソク消して下さい」
「お前が消せ」
「私ですか?じゃあ一緒に消しましょう。ね。3、2、1 フゥ~」
チュッ!
えっ?
恭介さんはロウソクを消さないで私の頬にキスをした。
「恭介さん」
「 一緒に消しましょうってホントにガキだな」
「……ゥン」
今度は唇にキス!
慌てて電気を点け
「もう!ケーキ切りますよ」
「クククク… 俺、ちょっとでいいから」
「はい」
ケーキを切り分け
「どうぞ」
「ん」
フフフ…やっぱり美味しいわ。
「ホントに美味そうに幸せそうに食うな」
「はい、美味しいし、それに」
「ん?」
「恭介さんと一緒だから」
は、恥ずかしい。
「クククク… ば~か」
「キャッ!」
いきなり抱き寄せ
「お前は殺し文句が上手いな」
殺し文句?