Christmas List

お風呂から出て

「コーヒーでいいですか?」

「ん」

本当はこんな遅くにコーヒーもどうなのよって思うけど仕方ないわよね。

私は紅茶で。

「はい、おまちどうさま」

リビングにケーキとコーヒー紅茶を並べて

ケーキにロウソクを5本立て火を灯し電気を消して

「恭介さん、ロウソク消して下さい」

「お前が消せ」

「私ですか?じゃあ一緒に消しましょう。ね。3、2、1 フゥ~」

チュッ!

えっ?

恭介さんはロウソクを消さないで私の頬にキスをした。

「恭介さん」

「 一緒に消しましょうってホントにガキだな」

「……ゥン」

今度は唇にキス!

慌てて電気を点け

「もう!ケーキ切りますよ」

「クククク… 俺、ちょっとでいいから」

「はい」

ケーキを切り分け

「どうぞ」

「ん」

フフフ…やっぱり美味しいわ。

「ホントに美味そうに幸せそうに食うな」

「はい、美味しいし、それに」

「ん?」

「恭介さんと一緒だから」

は、恥ずかしい。

「クククク… ば~か」

「キャッ!」

いきなり抱き寄せ

「お前は殺し文句が上手いな」

殺し文句?



< 14 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop