Christmas List

「と、とにかく先に恭介さんのを買いに行きましょう」

恭介さんの腕を引っ張り男性物のフロアへ

恭介さんはまだニヤニヤしてる。

そういえば…

「恭介さん」

「ん?」

「恭介さんの下着って何ですか?」

「ん?」

「い、いや、だから恭介さんの… ブ、ブ、ブリーフじゃないしトランクスでもないですよね」

何でだろう、トランクスは言えるのにブリーフは恥ずかしい。

「クククク…お前また真っ赤」

「恭介さん!」

「あれはな、ボクサーパンツだ」

「ボクサーパンツ…それってスポーツ売り場で買うんですか?」

「クククク…ハハハ…」

何故か恭介さんが笑ってる。

と、側にいた店員さんも笑いを噛み殺している。

私…何か変な事言った?

「ボクサーパンツは普通の下着で別にボクサーが履くものじゃない」

「あっ、そうなんですか?単なる名称ですか?」

恥ずかしい~

だ、だって男性下着なんて知らないし、そうだよ私…初めて買うんだよ。


< 6 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop