迷惑なイケメンに好かれました。
…なにが言いたいんだよ。
俺より高い位置にある、顔を睨み付ければ
「ヒーローぶって、いや、探偵気取り?それで犯人見つけて謝らせたら終わると思ってんの?」
バカにしたような、見下したような。
そんな顔をした持田と目が合った。
「そんなんで、終わるわけねーじゃん」
「……は?」
「排除するなら徹底的にやらないと、俺らの目に見えねえ所で、もっと酷いことされる可能性だってあるんだぞ?
お前の安っぽい正義のせいで芽依ちゃんがもっと傷付いたら、どうすんの?」