迷惑なイケメンに好かれました。
「何をしてでもだよ」
どんなことをしたって守る。それだけだ。
「…ふざけんな」
今度は持田がその台詞を口にした。
何が、そう聞き返す前に
「───…っ!」
俺の体は吹き飛んで、硬い廊下へと叩きつけられた。
殴られたのだろう。頬がヒリヒリと熱を持つ。
そして俺に言い返す余裕さえ与えずに、馬乗りになってくる。
「簡単に守るなんて言うんじゃねぇ!何も考えずに突っ走んな!」