迷惑なイケメンに好かれました。





「何をしてでもだよ」




どんなことをしたって守る。それだけだ。




「…ふざけんな」




今度は持田がその台詞を口にした。

何が、そう聞き返す前に





「───…っ!」




俺の体は吹き飛んで、硬い廊下へと叩きつけられた。



殴られたのだろう。頬がヒリヒリと熱を持つ。

そして俺に言い返す余裕さえ与えずに、馬乗りになってくる。






「簡単に守るなんて言うんじゃねぇ!何も考えずに突っ走んな!」







< 209 / 457 >

この作品をシェア

pagetop