迷惑なイケメンに好かれました。
「え、いいよ。公園まで一人で行けるから」
「……俺が一緒にいてーんだよ、バカ」
「なっ…!!」
慌ててそう言えば、そんなサラリと心拍数上がるようなことを言われて
それじゃなくても冷静じゃないのに、もうやめてほしい。
赤くなる顔を隠すように、持田より先に足を進めて前を歩き出す。
「なぁ、さっき言ってた伝えたいことって良いこと?悪いこと?」
「んー……」
恐らく持田にとっては良いこと。
だけど
「私にとっては悪いこと」