雪の足跡《Berry's cafe版》

「多分、安全日だから」
「そういうのって100パーセントじゃねえだろ?」
「……うん」
「放せよ、シャツ。ヨレるだろ?」


 拒否されて仕方なく手を離した。その瞬間、背を向けていた八木橋は振り返って私を抱きしめた。


「アホ」
「ヤ、ヤギ?」


 そのまま押されるように後進してベッドに背中から倒れた。共に倒れ込んだ八木橋は私に覆いかぶさり再びキスを仕掛けてきた。荒々しくキスをしたかと思えば、首元に顔を埋めてみる。緩急のある八木橋の動きに戸惑った。わざと私を困らせてるのかとも思う。

 八木橋はそんな私の顔を見て笑ってはキスをし、愛撫をし、服を脱がせた。そして私を優しく抱いた。







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