お菓子なカップルバカップル!
約束はミルクココアで!
亜梨朱side
「え!?
ちょ、ちょっと!」
マフィン君にこっち来いと言われ、引っ張られる
わたし達の教室があるのとは別の棟、つまり特別教室側に進む
学食はちょうどふたつの棟の間にあるから移動は楽
生徒会室を通り過ぎ階段を上って2階に上がり……
「ねぇ、ちょっと!
どこ行くの!?」
「黙ってついてきて?
悪いようにはしないから、ね?」
!?
マフィン君は初めて見せる笑顔(しかし真っ黒)で柔らかい口調で言った