*Dream*~ダメなあたしをあなたが変えてくれた~
なんで……


「なんでそんなに分かりやすい嘘つくんだよ……」

『え?』

「俺にそんなに近づきたくないのか?」

『えっ……』

「俺のことがそんなに嫌いだったんだな…莉乃は。」

『えっ…違うっ……』

「もう…いいわ」

『ちょっ……待って!!』


そう言いながら近づいてくる莉乃


俺はゆっくり振り返った


そこには今にも泣いてしまいそうな莉乃が立っていた


泣きそうだからなのかいつもよりなんだか小さくて弱々しく見える

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