*Dream*~ダメなあたしをあなたが変えてくれた~
「そろそろ学校に行く準備しねぇとな」

『え?』


時計を見ると現在7時30分


結構時間たってたんだな~


……なんて思ってたら…


「莉乃」

『何?』

「いつも莉乃は学校でおさげだろ?」

『そうだけど……?』

「おさげは今日で卒業!今日からは俺が髪をセットしまーす!」

『えぇ!!?』


隼人が?


あたしの髪をセットするの!?


そんなの……


『無理!!』

「……は?」

『だって隼人に任せたらすごく派手になりそうなんだもん!!』


そんなの絶対嫌だ!!!!


「はぁ……莉乃、俺は派手になんかしねぇから安心しろ」


隼人はそう言ってあたしを椅子に座らせると髪をセットし始めた


『ねぇ……』

「ん?」

『本当に大丈夫?』

「大丈夫だって」


隼人はそう言って笑った

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