黒蝶
その頃和幸は…
椿に手を出そうとしていた。
首筋から胸の辺りまで

「なに、震えてんだよ…」

「…」

「なんか言ってみろよ」

その瞬間…
恭弥と真琴が入ってきた

「おい‼︎和幸‼︎何やってんだよ」

「…ふっ」

「椿を離せ」

「恭弥そんなに怒るなよ、こいつは…」

和幸は言葉を詰まらせた。

「こいつのせいで俺はおかしくなったんだよ…」

「どういうことだ?」

「見てみろよ恭弥に真琴」

和幸はコンタクトを外した。
そして…

「おい…」

「…」

言葉をなくした2人…

俺の人生…小さい時から狂ってたんだ
< 103 / 123 >

この作品をシェア

pagetop