黒蝶
変わり果てていた母親の姿があった

『ま………ま…?』

そしてその近くには、別居していたはずのお父さんがいた。
その手には真っ赤にそまった包丁が握られていた。

『パパ?…………パパがやったの…』

そこに真琴がやってきた…
小さい頃から賢かった真琴は悟った。

怒りに狂った恭弥が……
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