黒蝶
椿は首を横に振るばかり。

「椿…」

ボソッと恭弥が椿の名前を呼んだだけで椿は目を涙目にした

「恭弥が……いなくなる………やだ」

真琴が1番驚いた。
なんせ、椿ぐ喋っているのだから

「椿が…」

「大丈夫、椿、俺はいなくならない。だから、自分の部屋に戻ってな?後で行くから」

恭弥の言うことには素直にしたがった。

椿が自分の部屋に戻り、真琴と恭弥は大広間へ
< 58 / 123 >

この作品をシェア

pagetop