黒蝶
「恭弥、どうやって椿を手懐けた」

「手懐けた?ふん、そんなことしてねぇ〜よ」

「ただ、普通に心を開いてくれただけだよ」

「…そっか」

「あぁ」

この時、真琴は何か企んでいた。


「てか、真琴」

「なに?」

「あと2日で新年だぞ」

「だな。だからなんだよ…」

「初詣でも行くか」

「はぁ?!」

「だめか?」

「今まで行ったことなかったのにか?」

「だってよ、椿いるし…あいつに色んなもん見せてやりてぇ〜んだよ」

「お人好しも、いい加減にしろよな…」

「他の奴らにも聞いとかなきゃな」

「よっしゃぁ〜‼︎決定だ‼︎」

「まだだっつーの」
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