黒蝶
そして、念願の約束の日

いつものような格好の皆様。
相変わらずカッコイイ。

「けど…」

「ん?どうした琉希」

「絶対、目立つ…」

「それ、俺も思ったぞ」

「んだよ、真琴まで‼︎いいんだよ」

そんな言い合いをしていると…
椿が出てきた。

その格好は、豪華だった。
綺麗な着物。
ピンクの着物に椿の花の柄。
黄色の帯。

「椿ちゃん…抱いていい?」

「和幸、そんなことしたら俺がゆるさねぇ〜よ」

「んだよ、恭弥怖ぇ〜よ、冗談だよ…」

椿は恭弥の後ろに隠れた。

「おいおい、いつの間にか仲良くなってんだよ」

「気づいたらだよ。和幸は無理だな。下心ありありだもんな」

「ひど‼︎」

「いくぞ、恭弥」

和幸の言葉はまたもや無視
椿は恭弥のバイクの後ろに乗った

地元の神社に行ったが、やはり目立つ。
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