黒蝶
「ただいま〜」

16時過ぎに帰ってきた恭弥
恭弥の声が聞こえた瞬間、椿が恭弥に抱きついた

「っと…どうした?」

椿は何も言えず首を横に降るだけ。

「そうか?」

恭弥は椿の頭を撫でた。

(…言い過ぎたか…でも、間違ってない)

「恭弥、おかえり」

広間から出てきた真琴。
椿は怖くて恭弥の後ろに隠れた。

「ん?椿どうした?」

「酷いな、椿。」

真琴は恭弥に悟られないようにした

「…」

真琴の顔が怖く本当のことが言えなかった
表面上は笑っているが真琴の心は、真顔だった

(椿…お前がいる限り恭弥は無理する)


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