黒蝶
「椿…知ってたか?お前はここにちゃいけない。」

「え…?」

今まで恭弥に言ってくれたことを消してしまう事を言った

「邪魔なんだよ…身元も分からないお前を置いとくわけもないだろ。直ぐに捨てるさ。それが嫌なら、出て行け」

それは、キツイ一言だった

(これでいい…恭弥を守るためだ…あいつがいなくなったら俺は…)

真琴は仲間、特に恭弥を思って言ったこと
悪気はない。



「ただいまぁ〜」

恭弥が帰ってきた。
だが、いつも飛びってくる椿が来なかったから、心配した恭弥

「椿寝てんのか?」

「さぁ、知らないな…」

この時はまだわからなかった
椿がいないなんて…
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