黒蝶
「ただいま」

真琴の声でみんなが駆けつけた

「真琴‼︎椿はいたのか?」

1番最初に来たのはもちろん恭弥だった
息切れをしていてさっきまで走っていたのが見え見えだった

「椿ちゃんは?」
次に和幸
「はぁ…」
次に琉希
「…」
次に零

みんな心配していた
椿だけではなく、真琴まで

「真琴…大丈夫か」

「恭弥……ごめんな?」

「俺は大丈夫。さぁ椿を部屋に運んでやれ」

「うん」

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