黒蝶
その頃和幸とは言うと…

(…こういう時、女でも呼ぶかな)

和幸はそういう女友達がいた。
「あっ‼︎麗華ちゃん?今日ね、誰もいないからお家おいで‼︎好い事しよ?」

『きゃ〜♡和幸くんから電話来るなんてぇ〜♡もちろん、行くわ』

そして、それから30分後。
麗華っていう子がきた。

「いらっしゃい。こっちだよ」

「おじゃまします」

和幸と椿の部屋は隣同士。
話し声なんてあたりまえのように聞こえる。

「和幸……」

「麗華ちゃん……」

< 99 / 123 >

この作品をシェア

pagetop