妄想ガール★ドキドキXmasラブ



「じゃあ、俺の妄想話しね。
日菜子が俺に向かって脚を開く。
日菜子の顔は真っ赤で…甘い声をたくさん出す」

「ーーっ」


もう、やだぁ。
と、日菜子は両手で顔を覆っている。

好きな子をいじめるってこういうことか?



「嘘だよ。日菜子。ごめんね。
俺に全部任せて。優しくするから、ね」


俺のその言葉に安心した日菜子は、体の力を抜いて俺に全てを預けた。




部屋に響く甘い声。
月明かりで壁に映し出される二人のシルエット。


この一瞬が、とても愛おしくてーー
その愛おしさを噛み締めた。



日菜子、日菜子……
大好きだ。

お前の妄想話しも、全部引っくるめて、お前が好きだ。


恥ずかしくて口には出せなかったけれど、きっと俺の体温から伝わるだろう。

そう、思うんだ。





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