*瞬恋*
……………………
陽輝の家
「うわっ、でか。」
「莉宇の家の方がでかいだろ。」
そんな、話しをしながら陽輝の家に入った。
「…おじゃまします。」
「俺の部屋こっちね!」
そう言われて陽輝の部屋がある2階に行き入った。
「陽輝のくせに綺麗。」
「『くせに』ってなんだよ!!!!」
「あー、ごめんごめん」
「半笑いで言うなよっ!!」
陽輝と話してると嫌なこと忘れるってゆーか…
一緒にいて楽しい。
だから、友達以上にはなんないんだろうな。
陽輝には悪いけど。
きっと…多分、陽輝はまだあたしのことが好き。
陽輝は分かりやすいし…
中学の頃からそうだったな。
いつも自分のことより他人のこと。
あたしが琥珀にふられたときも何も言わずに、ずっと傍にいてくれた。