はちみつれもん
そんな何気無い毎日を送ってた俺は、高校2年も今まで通り普通の生活だと思ってた。
「龍〜っ!今日も相変わらず人気だなっ
あー、羨ましい」
「そうか?めんどくさいんだけど」
春夜は、俺と同じバスケ部で何気に一番仲がいい。
「おー、クールですねー」
「うるせぇ(笑)」
そうやっていつものようにじゃれあっていると…
「ん?なにしてるんだあの子?」
そう言われて振り向くと
眩しくてよく見えないが
女の子…いや女子生徒が
ベンチの上に立って空を見ている。
「…なんだあの子?」
興味を持った俺は近づいた。
「おーい?なにしてんのー?」
なにかに夢中になってる彼女は
俺に気づかない
「おーい?」
もう一回呼ぶと彼女は、俺の声に驚き
バランスを崩して
「あっ…」