クリスマスケーキは売れ残るか!?
いつまでも子供のように微笑む幼馴染み。
顔を見れば、いつでも子供の頃にかえったように感じられて、
「落ち着くんだよな、」
「あ?なんか言ったか?」
「あ、いや。」
首を横に振れば、真剣な顔で隣に座っていた同期が口を開いた。
「美人は三日で飽きる。これは本当だぞ。結婚しても恋人同士のように、なんてムリだからな。
家庭崩壊の第一歩だ。自分の身の丈にあった結婚をしろよ~。」
「・・・。」
誰もが黙る。
そいつの兄貴がこの間、離婚したばかりだからだ。
揉めに揉めて裁判沙汰のドロドロ離婚と聞いた。
「アイツの言葉には重みがあるな。」
「兄貴の受け入りだろうと思うけどな。」
うん、うんと頷いて、その日はお開きになった。