旦那様は御曹司!? 下
「これでいいです…。プレゼント兼、この前の…仕返しです。」
あたしはあわてて布団をガバッとかぶり、和樹さんに背を向ける。
しばらくして、和樹さんは静かに部屋を出ていった。
キス…しちゃった…。
触れるだけの、キス。前に和樹さんが、あたしを泣きやましてくれたみたいに、何気なくしたかったけど…。
わざとらしくなかったかな?
そんなことを思いつつ、あたしは再び眠りについた。
メニュー