旦那様は御曹司!? 下
最悪の事件
些細なケンカ
クリスマスからしばらくたって、契約の一年があと1ヶ月ほどに迫っていた。
その日、あたしは久しぶりに斗真から昼食に誘われて、一緒にレストランにきていた。
「おいしい。斗真って、色々知ってるよね。」
斗真が連れてきてくれるところは、どこもおいしいとこばっかり。
「そんなことないよ。俺だって、毎回悩んでんでんだから。優華に喜んでほしいからさ。」