旦那様は御曹司!? 下

周りにいた男たちは、俺たちをじろじろみていたが、警察のサイレンの音が近づいてきて、慌てていなくなった。

それと入れ替わるように、ハナたちがやってきた。

「和樹様、優華様は…!!」

駆け寄ってきたハナが、絶句する。


「早く!早く救急車呼べ!」

俺は優華を抱き抱えて叫んだ。

胸元からはダラダラと血が流れ出てとまらない。
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