旦那様は御曹司!? 下

「…っ。」

和樹さんは少し苦しそうに顔をゆがめたけど、すぐ居なくなってしまった。

「…斗真?」

あたしが斗真を見上げると、斗真がゆっくりあたしをはなした。


「ごめん…なんか、離したくなかった。」

あたしはなにもいわずに頷いた。
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