『キミと一緒に』



体は硬直して、瞬きで精一杯

心臓のドキドキは治まることを知らない



か、顔近い・・・・・・!

ギュっと目を瞑ると

「・・・・・・桜だ」と、私の髪の毛に触れた


おそるおそる目を開ければ、その人は

「ほら、桜の花。ついてたよ」

と桜の花びらを私にみせる


「あっ・・・・・・」

なんだか急に恥ずかしくなって顔が熱い


「わ、私戻りますっ」

どんどん顔が赤くなるのが分かって、これ以上見られたくなかった


「またね、桜ちゃん」

その一言にまた胸が高鳴って、柔らかい笑顔が脳にやきついた





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