『キミと一緒に』
「ミカー、部活どうする?」
入学式から5日。校内は新入生歓迎で毎日にぎわっている
そろそろ部活に入るか考えないと・・・・・・
「アサミちゃんは?」
「えーあたし?うーん・・・・・・」
部活一覧を眺めて考え込むこの子は、中学から親友のアサミ
クラスも一緒で席も近く、心細くなることはほとんどない
「やっぱり運動部かな?」
「・・・・・・私苦手だよ」
アサミは中学からバドミントンをやっていて、運動することに苦はないみたい
反対に私は、小学、中学と目立ったことはせず 運動も体育の授業だけ
体を動かすのは少し苦手。
「またバドミントンやるの?」
「・・・・・・それは、いいや」
「そっ・・・・・・か」