*.遠い恋.*
翌日、私は栗山君とは目を合わせなかった。
昨日あったことは、歌南には内緒。

「佑衣、ちょっと来て」

歌南に無理矢理引っ張られ、連れて来られた所は会社の屋上。

スタスタと歩く歌南について行けない私は、必死に歌南を追いかける。

「待って…歌南!」

すると、歌南が立ち止まった。

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