*.遠い恋.*
中に入ると、人混みに吸い込まれそうになった。





潤椰と離れ離れになったら嫌だなぁ。




そう思っていた時、すっと私の手が誰かの手で握り締められた。



見ると、潤椰の手だった。


「これだったら、はぐれる事はないだろ?」


…これ、図星?////
私の気持ち、伝わってるのかなぁ?


「うん。」


私は潤椰の手をぎゅっと握り返した。
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