*.遠い恋.*
潤椰からの手紙
〔side佑衣〕

「あー疲れた。」

今、私は仕事場にいる。

「そんな顔しないで。」

仕事仲間&心友の、藤木歌南(ふじきかな)が私を慰めてくれる。

私は雑誌の編集の仕事をしている。
歌南と出会ったのは、入社した時だった。

私たちは、ガチガチになりながら、一生懸命仕事をした。
今はこうして、辛いことも一緒に乗り越え、共に仕事をしている。


今は冬。

暖かく、可愛いコーデを考え中。



「んー。」

私が背伸びをすると、「お疲れ様。」と歌南が優しく言ってくれた。

「私、先帰るね。」

歌南にそう伝えると、「分かった。気をつけて帰ってね。」と言ってくれて、私はすぐに鞄を持ち、会社を出た。
社員達も帰る所だった。

「今日も一日、大変だったなぁ。」

一人でブツブツいいながら、家に向かった。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★


< 22 / 252 >

この作品をシェア

pagetop