*.遠い恋.*
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…。」

やっと…着いたぁ。

私は息切れしながら、編集長を探した。

編集長は、すぐに見つかり、私は編集長のもとへ走って行った。


「編集長!!」

編集長に話しかけると、「大塚さん!どうしたの?」と落ち着いた表情で聞いてきた。
私は、深呼吸をし、落ち着かせてから、昨日あったことを話した。


「──なので、1週間ほど、彼のそばにいたいんです。どうか、1週間だけ、休みをもらえないでしょうか?」

必死で編集長に伝えると、編集長はあっさりと「いいわよ。」
と言ってくれた。

「ありがとうございます!!」

私は、嬉しくて仕方がなかった。

「上には、私から言っておくわ。」
「お願いします。」
「彼氏とラブラブしてくるのよ!」
「はい!!」

編集長からのOKをもらった私は、12階に戻った。
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