*.遠い恋.*
私は潤椰が作ってくれたご飯を食べ終えたあと、お風呂にゆっくり入り、そのあとは二人でテレビを見た。

そして今は布団の中。
勿論隣には潤椰がいる。

「なんか、夫婦みたいだね…」

私の口からその言葉がポロっと出てきてしまった。

「…だな。」

私と潤椰は黙ったまま天井を見ていた。

「佑衣…キスしていい?」

沈黙が5分くらいたった時、潤椰が急に言ってきた。

キスって…緊張するじゃん!

やっぱり、緊張するからしないという自分はいなくて…。

「うん…」

心臓をバクバクさせながら、返事を返す私。
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