先生、約束です。
6.おまけ 【さらに3年が経ち…】
「うっ…ぐ……! れーいー‼」
「どうしたぁ?」
2階の部屋から声がした後、ドタバタと階段を下りる音が聞こえた。
「どうしたんだ? どっか具合でも悪い?」
「うん…なんか、気分が悪くって。」
「ま、マジか! 早く病院に行こう‼」
「そうだね……あっ……。」
「あっ、明奈っ!!?」
それから私の視界はぼやけて、玲の声は遠ざかっていった。