Last memory~クリスマスの夜~
母は信じる事が出来ない。
まさか綾香の言っている事が、本当だなんて。

光一「綾香さんは、元気ですか。」

母「綾香は、病室でねてますけど。」「光一君ちょっと聞いてね。」

光一「はい、何でしょうか?」

母「綾香は、小学校の時に、この病院に入院してからずっとこの病室のベッドで寝ているんです。」

光一「はい、それは綾香ちゃんから聞きました。」

母「それと、綾香は薬のせいで夕方まで、目が覚めません。」

光一「でも僕は、綾香ちゃんと外で会いましたよ。」

母「それと・・・光一君、中に入って。」

光一は病室の中に入って、ベッドで寝ている綾香ちゃんを見て、息を飲んだ。

母「そこで寝ているのが、綾香です。」

痩せ細った綾香が、ベッドで寝ている。

光一「この人が、綾香ちゃん?嘘ですよ、外で会っている綾香ちゃんは、元気で僕と一緒にいろんな所へ行って喜んでくれました。」

母「そんな事は出来ないんです。」「綾香は歩く事が、出来ないから!」




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