Last memory~クリスマスの夜~
綾香「もう、帰ろう。」「5時前に帰らないと病院の先生に、怒られちやうから。」
帰り道、彼女は下を向いたまま、黙って歩いていた。
光一「綾香ちゃん、僕何か悪いこと言ったかなぁ?」「言ったんならごめん、謝るよ。」
綾香「ううん、違うよ。」「光一君が私の事、彼女って言ってくれたのが、嬉しくて。」「でも、ちょっと、びっくりしちゃって。」
光一「綾香ちゃん、僕の彼女になってくれるかなぁ?」
綾香「うん!」
・・その頃、綾香の病室では。・・
看護婦「お母さん、綾香ちゃんぐっすり寝ていますね。」
母「もうすぐ5時になるから、目が覚めると思うは。」
看護婦「今日の綾香ちゃんの寝顔、すごく楽しそうですね。」
母「きっと、楽しい夢でも見てるのよ。」
綾香「う・・・・ん。」
母「綾香ちゃん、目が覚めたの。」
綾香「ううん。」
母「何か、楽しそうね。」
綾香「うん、すごく楽しいよ。」
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