冷たい瞳の王子様
~高校生~
あれから冬が終わり春を迎えた
「しずくー! おはよっ!」
「芽依ー、一週間ぶりだね!!」
あたしとしずくは、無事、公立に合格できた
あたしたちは一週間前に合格パーティーをして、
それから会ってなかったので、一週間ぶりってわけ
あたしとしずくにとって、一週間もあってないなんてすごいことで、春休みとかそうゆうながい休みの日だって、ほぼ毎日遊んでたから
で、今日は高校生活一日目!!
しずくとは、2人の家の間にある自動販売機で待ち合わせて、一緒に登校
しずくと同じクラスになれるかなー......
中学は1クラスしかなかったから、同じクラスなのは当然のことで
あたし、しずくと違うクラスだったらやっていけるのかな......
「あたし、芽依と違うクラスなんて嫌だよー」
しずくも同じことを考えていてくれたらしくて
そこから学校までは2人で『同じクラスになれますよーにっ』って何度も何度もお祈りしながら登校した