lastらぶ
んんんん…

ん?

夢…?


カーテンの隙間から差す、まぶしい太陽の光。

朝か…



夢でよかった…

あれが現実だと、信じたくなかった自分がいた…

真実でもありえる話なのに、信じたくなかった自分がいた…



私は流麻先輩を好きになると決めた。






でも少しずつ気づき始めてしまったんだ…

私の好きな人は流麻先輩じゃないかもって…。


本当に好きなのは、流麻先輩じゃないかもって…

流麻先輩は私が本当に好きになれる人じゃないのかもって…

運命の人じゃないのかもって…




私が、本当に好きなのは…

私が本当に好きになれるのは…

私の運命の人は…




―那岐先輩なのかもしれないって…。
















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