lastらぶ
涼ちゃんは血だらけで、どこにも傷があった。

すごくかわいい顔は血にまみれていた。

『涼ちゃん涼ちゃん…死なないでーえぇぇぇぇぇぇぇーーーーん。涼ちゃぁーーーーーーん』

すると周りの家の人が出てきて「まぁ」と驚いた顔をして、慌てて家に戻っていった。

しばらくすると、また出てきて、

またそのあとにピーポーピーポーと大きい音を出して救急車がやってきた。



あっという間に人が私と涼ちゃんの周りにたかっていった。

私は泣き叫ぶだけだった。


警察がやってきて、いろんなところを調べだした。

その間に涼ちゃんは救急車に乗せられて病院に行った。


『待ってぇ…まってぇ…!涼ちゃん』

お母さんが私を取り押さえる。

「厚知!」

『涼ちゃんが…涼ちゃんが…』

「病院よ。今から手当てするの。大丈夫だから。」

『う…ぅん…うう…』


大丈夫という言葉を聞いて、安心したのか、

泣きつかれて寝てしまった…


























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