lastらぶ
向こうの方で、相変わらずいじめられてる人がいた。

―央南ちゃん。。

私の中に、良心が芽生えた。

(もう、嫌われたって、怖いものなんて何もない…!)




『やめなよ!!』

「は?何ぃー?」

『やめなよ!』

「お前もぶす!」

「きもっ!」

そう一言だけ言って、去って行った。


「ありがと…う…」

すごく嬉しそうに、今まで見た事も無い、かわいい笑顔を見た。

央南ちゃん、こんな風に笑うんだ…


どこか、涼ちゃんに似ている気がした。

「央南でいいから。。」

『うん!じゃぁ、厚知って呼んでね♪』

「うん!今日から…と…と…」

『友達だよ!!』

「…ありがとう!!」



そんな風に、私は新しい友達を作る事ができた。

また1人、友達が増えた。

1人は、この世界にはいなくなっちゃったけど、私の心の中でずっと生きてる。

涼ちゃん…

あなたは私の中にずっといるから。

私は、ずっとあなたがそばにいると思ってるよ。

ここに…。



























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