lastらぶ
その場に立ち尽くしてた私は、地面にしゃがみこんだ。

それで、声を殺して泣いた…。


『うっ…っっ…』

それでも涙は止まらなくて…

那岐先輩…

あなたに私の思いは届かないのですか…?

私の気持ちに振り向いてくれる事はないのですか…?


私のことを…

みてくれることは…ないのですか…?


1人の人をふっておいて、最悪な女…。

自分の事しか考えてない、自己中女…。


自分のことが大嫌い…。



那岐先輩…

先輩…


私が好きなのは、あなたです…。

あなたじゃなきゃ…





すると、後ろからフワッとやわらかいものが私の体を包んだ。


















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