にゃんこ男子は鉄壁を崩す
でも。ミィコは服の中から顔を出した。
「ミィコ……?」
服から顔を出したミィコは無表情だった。それからミィコは口元だけに笑みを浮かべ、私を勢いよく転がした。
……転がしたァ?! だから、勿論苦労して塗ったマニュキュアはベコベコ。白くて長い毛並みの絨毯も赤く染められた。すぐに膝を立てた状態にさせられ、四つん這いになった私の足は当然、絨毯にべったりとついていて確認するのも恐ろしい。
このッ……! と怒りをその発端となったミィコにぶつけようとしたら胸の締め付けが一気になくなって。思わず、胸元を服の隙間から見ると私の小さな可愛いブラがちいちゃくて可愛い私の胸から離れて肩から頼りなくぶら下がっている。
驚いて分離してしまった私の胸の一部(?)を服の隙間から凝視していると、その先から長い指が見えてギョッとしてしまった。迷うことなく摘まれた私のソレに私は思わず甘い声を漏らしてしまう。
怒りながらも抗うもミィコの前では無駄で。
そのあとはお察しの通り。
でも、あれ……?と私は首を傾げた。