にゃんこ男子は鉄壁を崩す
まだまだあるダンボールの山を見ると料理をする気になれない。……料理すんのかって? 勿論、まだ35歳、されど35歳!
毎日、コンビニ弁当食べれるほど身体は若くない! でも、今日は流石に作りたくない。そんな思いを抱えてバッグの中にエコバッグを突っ込んで部屋を出た。
外を出るとお日様が出ていてまだ明るくて暖かそうなのだけど、いざ外の空気に触れると『もう秋なのだ』と思った。ひんやりとした空気に鼻が冷たくなる。腕にバッグをかけて両手に息を吹きかけて少しでも温まりたい、と思いながら初めて入る近くのスーパーに向かう。
一番近いこのスーパー『プラザISOGUTI』にきっと通うことになるだろう。自動ドアをくぐると中は意外に広い。野菜や果物、魚、お菓子やレトルト食品に至るまで、なんでもありそうだ。