蛇の束縛




『…首に何かあとついてるけど…』




重い口を精一杯開いて、私は雅弘に尋ねた。




『……これは友達にふざけて付けられたんだ!!』




悪びれもせず、平然な顔をして言う。




憎たらしい…雅弘。




何も返せなかった。


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