蛇の束縛


お互い黙ったままの、静まり返った空気。


おもむろに立ち上がり、雅弘は窓辺に行き煙草をふかす。


細く長い煙が、ゆらゆらと揺らめいている。


月明かりの綺麗な幻想的な夜だった。


< 128 / 170 >

この作品をシェア

pagetop