蛇の束縛




私達は、本当に話が合った。


メールじゃ話しきれないといって電話までした。


いろいろ話した。


お互いの家庭の境遇の事。学校の事。過去の恋愛の事。洸くんの彼女の事。


それから


雅弘の事…


友達に言えなかった分まで洸くんに全部話した。


いっぱいいっぱい溜めすぎて止まらなくなって、洸くんに話し続けた。




いつからか、泣きながら話していた…




洸くんは、ただ、ただ、黙って聞いていてくれた。




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